男子ゴルフのマスターズ・トーナメントを制し、日本男子初のメジャー優勝を飾った松山英樹は、優勝者に贈られる栄光のグリーンジャケットをまとって記者会見に臨み、東京五輪への思いなども語った。
――最終日の15、16番ホールを振り返って
「(同組の)ザンダー(・シャウフェレ=米国)が3連続(バーディー)で流れが絶対によくなっていると思った。4打差あっても積極的にいかないで追いつかれるよりはしっかりと狙って、バーディーを取って、次の16番にいきたいと思って。悪い結果(第2打を池に入れてボギー)になってしまったけど、16番はザンダーが先に池に入れたのを見て、右に安全にいった」
――日本のトップになったと思うか
「一概にはいえないが、メジャーに勝った選手は誰もいなかったので、そういう意味では1番になったんじゃないか」
――日本の若い人たちのヒーローになったのでは
「僕がここで勝ったことで、テレビをみている子供たちが、5年後、10年後、ここの舞台に立って、その子たちとトップで争えることができたらすごく幸せ。そのためにはまだまだ僕もこれから先、勝っていかないといけないので、頑張りたい」
――東京五輪の最終点火者を任されるのでは
「試合のスケジュールもいろいろ考えて、タイミングがあったらやるかもしれないが、現実的ではない」
――東京五輪では金メダルも期待される
「五輪がちゃんと開催されるのであれば当然狙いたい。きょうの経験はこれから先の人生、必ずプラスになると思う」
――日本に帰って楽しみにしていることは
「どうなるか想像がつかないが、このグリーンジャケットを日本に持って帰れること自体がすごくうれしい。行ってみて、どういう反応か、楽しみたい」